極楽寺山(標高693m)ピークハント報告(by コアラ)
2万5千分1地形図「廿日市」参照
3月9日にアミューズトラベルの企画で三倉岳に登りましたが、
この山は広島在任中に是非登りたい未登頂の山の一つでした。
三倉岳は、中国百名山になっています。
宮島在住のイラストレターさんが書いた
「イラストで登る広島の山」にも紹介されている山で、
山MLにも入っていた女医さんのモーリンもお薦めの山だったので、
ここ1年半くらい登る機会をずっと狙っていたのですが。
これで、「イラストで登る−−−」のうち未登頂は、極楽寺山1座となりました。
ちなみに、山と渓谷社の「中国地方の山」の内、
広島県の山は全て登頂済みになりました。
さて、その残された極楽寺山ですが、3月13日に仕事で登ってしまいました。
といっても、山頂に極楽寺というお寺があり、その近くまで車で上れます。
広島工業大学の裏山なのですが、その大学と共同研究を実施しており、
その日はつくばから研究室のメンバーが来ており、大学で打ち合わせ。
その後、研究の検証エリアでもあり、その中の最高地点の極楽寺山に行きました。
初夏に研究のため測量を行っており、その時は山頂付近の駐車場と、
北側の中腹にあるアルカディアビレッジという温泉施設の駐車場で計測しました。
その時は計測のみで山頂には行けなかったので、今回行ってみました。
山頂駐車場から遊歩道を5分くらいで極楽寺の境内に出ます。
ここは、高野山真言宗の別格本山で、731年に行基によって開山し、
1562年に毛利元就によって再興された由緒ある寺。
安芸西国第四番霊場となっている。
本堂の他、奥の院や阿弥陀堂があり、
阿弥陀堂の中に自称日本最大の木造の阿弥陀如来が祀られています。
境内の前面に展望台があり、
ここからは廿日市市前面の瀬戸内海と宮島がくっきり見えます。
正月の御来光を拝むのにも良いと、タウン誌にも紹介されていました。
実は天気が良ければ、元旦に一人で車で上がろうと考えていました。
山行としてはJR廿日市駅または広電楽々園駅から歩くことになり、
往路で2時間〜2時間半くらいの登りです。それなりにしんどそうです。
登山道自体は、樹林帯に覆われており、ほとんど展望は無さそうです。
頂上直下はモミ、カシ、ブナなどの原生林で覆われており、
その一帯が瀬戸内海国立公園に指定されています。
その後、駐車場から山頂の展望広場にも行きました。
こちらは北側の展望が開けていますが、展望自体は極楽寺の方が良いです。
初夏も今回も仕事で行ったので、アルカディアビレッジで昼食は取りましたが、
温泉にはもちろん入っておりません。
この温泉には是非とも一度は入りたいと思っており、
山頂駐車場近くの「憩いの森」や蛇の池周辺は、
桜やツツジがいっぱい植えられているので、
花見の時期に家族で来ようかと思っています。
その時は、アルカディアビレッジで一風呂浴びる予定。
この時も、廿日市から徒歩では上がらずに、車で上がることになるでしょう。