扇ノ山山行報告(byコアラ)
鳥取出張のかえりに扇ノ山(標高1310m)に登ってみました。
12月9日(日)は帰るだけだったので、
帰りの列車を鳥取18:03発のいなば6号にして、
それまでレンタカーを借りて、
11月の氷ノ山登山の時に登れなかった扇ノ山に登ることにした。
扇ノ山は、なだらかな稜線を持つ、ブナの原生林で有名な山で、
山スキーでも知られています。三百名山でもあります。
これで中国地方の三百名山は、4つ全てとも登ったことになります。
扇ノ山、那岐山、道後山、吾妻山。
ちなみに、百名山と二百名山はそれぞれ1と3であり、
大山、氷ノ山、三瓶山は登頂済みで、残るは蒜山のみである。
蒜山はマムシが多いので、登らないで残しておいたのだが、
もう雪のシーズンになってしまった。
話を元に戻すと、
登山口までの林道は舗装されていて道は良かったのですが、
少し雪が残っていて、カーブも多かったので慎重に運転。
途中でカメラが無いことに気付き、
フィルム(写るんです)を買いに、一旦町まで戻ったりとかしたので、
登山口までのアプローチに時間がかかってしまった。
●コースタイム
登山口(水とふれあい広場)10:15−小ズッコ分岐10:30
−大ズッコ10:55−扇ノ山山頂11:15〜40
−大ズッコ11:50−小ズッコ分岐12:15−登山口12:25
登山口からはもう山道には雪が10cmはつもっている感じ。
まさに雪山登山であるが、凍結はしていないので、アイゼンとかは不要。
登山道も緩やかな登りである。
人の足跡は自分のしかなく、ちょっとうれしいような、イヤやような。
動物の足跡がいっぱい登山道に沿って見られるが、
ウサギやキツネ、タヌキ、シカなどは足跡が小さいが、
人間の子供の足跡くらいの大きさの足跡があり、
大きさ的に考えられる大型哺乳類はクマくらいかな?
と思ってしまったので、ちょっと緊張。
熊鈴は持ってこなかった。分岐からはその足跡もなくなり、人の足跡が。
ただし、少し雪に埋もれているので、今日の足跡ではないみたい。
少しずつ雪が降ってきて、山道よりは帰りの車の方が心配に。
山道自体は、緩やかなブナ林の中の道で、快適な雪山歩きである。
というわけで、一人静かに静寂な雪のブナ林を堪能した2時間半であった。
山頂には、綺麗な板張りの2階建ての避難小屋があった。
とっても寒かったので、中にしばらくいた。
残念ながら雪模様で展望は全く利かず、展望台からは何も見えなかった。
下山後は、時間があったら鳥取市西南方向の鷲峰山(標高921m)か、
智頭の方まで行って、
智頭急行沿いの岡山県最高峰の後山(標高1345m)ピストン
あたりを考えていたのですが、
扇ノ山の登山口までの車のアプローチに時間がかかってしまい、
下山後にもう一つの山を登るのはあきらめ、観光モードに。
結局、若桜鉄道沿いに下りて、
若桜から11月に登った氷ノ山の登山口まで行って、
前回見れなかった、氷ノ山ふれあいの館(入館料500円)を見学。
氷ノ山の自然(地質・植生・動物等の展示)とハイビジョン映像と
氷ノ山の昼と夜のジオラマなどが特徴的で、迫力有りました。
その後、若桜町の民俗資料館を見て時間切れ。
11月の氷ノ山登山で扇ノ山登山も考えていて行けなかったので、
結果としては、その時行けないところに行った感じ。
●温泉(船岡美人温泉)
最後に、船岡町(因美線の郡下駅の近く)に有る
船岡美人温泉(平成12年7月に新規オープンした温泉)で一風呂浴びました。
料金は600円。
小さな温泉で、内風呂しかなく、銭湯みたいな感じでした。
休憩室も小さかったし、プレハブの掘っ建て小屋みたいな感じだし。
泉質は、ナトリウム−炭酸水素塩泉。
pHが8以上有るみたいで、アルカリ性のつるつるした感じで、
お肌にとっても良い。美人の湯というのは偽り無いかな?