コアラです。
先週末は、職場の人達と二百名山三瓶山にいく予定だったのですが、
人数が集まらず延期になりました。
というわけで、フリーになったので、
7月14日(土)に、岡山県と鳥取県の境界にある那岐山に登ってきました。
この山は、標高1250mの三百名山になっている山です。

一人でマイカーで行ったのですが、広島市から岡山県北東部は遠く、
高速使っても3時間以上かかりました。
広島北ICから津山ICまで、中国自動車道の料金、片道4500円です。
往復の高速代とガソリン代入れると、13000円位はかかってしまいました。
一人のマイカー登山は、結構高くつきます。

朝7時頃自宅を出て、津山ICを下りたのが10時頃。
コンビニで食事等を買って、登山口の駐車場に着いたのは、10時半頃でした。
岡山県からの登山口はA・B・Cの3コースありますが(登山ガイド本を参照)、
私はCコースを登って、Bコースを下山しました。

●コースタイム
第三駐車場(10:35)−大神岩(11:25〜35)
−三角点峰(12:05〜15)−那岐山山頂(12:25〜50)
−5合目(13:40〜45)−第三駐車場(14:15)

Cコースは尾根沿いの道、Bコースは渓流沿いの道です。
いずれも樹林の中で展望はありません。
大神岩で展望が得られますが、麓は日本原と呼ばれる高原
(といっても大した標高でないが)で、自衛隊の演習地が広がっています。
なかなか好展望なのですが、その日はちょっと霞んでいました。
登山開始した時には、山は霧で覆われていたのですが、
登るにつれてガスが吹き飛ばされて、山頂に着く頃には展望が得られました。
稜線に近くなると、樹林帯から灌木帯に変わり、展望が得られます。
暑い日でしたが、稜線はそよ風が得られ、標高も1200mあったので、
やや涼むことが出来ました。



三角点があるのが旧那岐山なのですが(標高1240M)、
国土地理院の標高調査でもっと標高の高いところが判明し、
そこが新しく那岐山の山頂となりました(1250m)。
久しぶりの晴れた週末ということもあり、地元では有名な山ですし、
結構登山者は多かったです。
山頂で食事をしているのは、私を含めて20名弱いました。



下山のBコースは、谷に下り始めると全く展望が無いのですが、
沢まで下りてくると、水の影響か少し涼しく感じられました。
渓谷沿いはモミジとかが多かったので、紅葉の時期には綺麗かもしれません。

●下山後
実は山登り以外にも目的があって、
それは宮本武蔵ゆかりの寺社仏閣を巡ることです。

◎大聖寺
このお寺は、アジサイで有名で、
この時期にこの方面に来たのは、アジサイを見たかったからです。
残念ながら、盛りは過ぎていました。
山の中で見るアジサイは、結構綺麗なのですが、里ではもう駄目みたいです。
このお寺は、会席料理でも有名で、
武蔵焼きという備前焼系列の器に入って出されます。
本当は、旅行会社のツアーにでも参加して、
会席料理を味わってみたかったのですが、
今回は山歩きとアジサイのみということで、
今度妻と一緒に来てみたいと思います。
お寺の境内には、武蔵とお通の像がありました。



この寺が武蔵と関係があるとは知らなくて、
何となく得した気分になりました。
吉川英治がこのお寺の住職と懇意にしていて、
このお寺の風景を見ながら、宮本武蔵の構想を練ったとのこと。
大きな公孫樹の木が2本あるのですが、
この木が、武蔵が沢庵和尚につるされた木のモチーフになったそうです。



◎宮本武蔵の里
智頭鉄道の宮本武蔵駅の近くに、宮本武蔵生誕の地があり、
観光地化されています。
私が着いた時には、5時過ぎていたので、武蔵資料館は見れなかったのですが、
武蔵の生家、武蔵神社、武蔵の墓などを散策しました。



近くに立派な建物が二つあるのですが、
一つは後述する温泉保養施設なのですが、
もう一つは、なんと武道館と剣道場。さすが剣豪の里です。
周りの田園風景と違和感があるような、立派な建物なんです。

●後山
武蔵の里の近くには、岡山県最高峰の後山があります。
麓のキャンプ場まで車で入れるので、単にピストンするだけなら、
2時間半で往復できます。
登る途中で、岡山県第二位の高峰、舟木山も通るので、
那岐山登った後に時間があったら、
こちらも登ってみようかと思っていたのですが、
出発が遅かったこともあり、二つ登るのは無理でした。
もちろん、武蔵関係の観光を止めれば、
午後3時くらいから後山に登れないこともなかったのですが、
アジサイの時期ということもあり、観光を優先しました。
また、秋にでも紅葉を愛でに来ようかと思っています。
ただし、マイカーでも結構遠かったので、また来る気になれるかどうか?

●温泉
武蔵温泉で、一風呂浴びて帰りました。
日帰りの保養施設ですが、温泉の他、別料金を払えば、
プールやジムもあるようです。
私は時間がなかったので、温泉のみ、800円。
男風呂は武蔵の湯、女風呂はお通の湯、と呼ばれていた。
武蔵の湯は岩風呂、お通の湯は見ていないの分からないが木の風呂らしい。
湯は無色透明で、泉質は塩化物泉らしい。
露天風呂もあり、まだ明るい時間だったので、
武蔵の里周辺の山並みを眺めながらで、良いお湯であった。

午後8時半頃、武蔵温泉を出発したが、途中で眠くなってしまい、
SAで仮眠を2回も取ってしまった。
従って、家に着いたのは朝の4時頃。
岡山東部の山行は、マイカーで行くのはちょっと辛いものがある。