広島山の会:龍頭山山行報告(byコアラ)
2月3日は、コアラが所属している「広島山の会」の例会山行があり、
参加しましたので、山MLに簡単に報告します。
◎広島山の会
「広島山の会」は、コアラが6月に愛トラベルのツアーで比婆山に行った時に、
ガイドで来ていたKさんに誘われて入った山の会である。
その後全く案内が来ないので忘れられていると思っていたら、
12月の忘年会から案内が来るようになった。
実は7月から12月まで、全く活動をしていなかったらしい。
広島山の会は、昔はかなりのアルピニストが入っていて(今でも入っている)、
彼らは若い頃はクライミングをやったり、ヒマラヤ遠征等もしていたらしい。
ただし年を取るに付け、だんだんやらなくなってきたようである。
また、前の会長だったT氏は日本第一線の現役クライマーだったが、
1998年2月22日に冬季の大山で滑落死した。
その後は、アルペンクライミング的な例会は行っておらず、
低山ハイクやトレッキング的な例会が中心らしい。
軽いハイキングや飲み会付きの山行でないと人が集まらないらしいが、
(この点は山MLも一緒)
参加している中高年の方は、一昔はかなりのクライマーばかり
というのが実状らしい。
1月の例会は宮島で、コアラは初詣で行ったばかりだったのと、
日程的にリンさんとの別府・湯布院温泉山行と重なったので、
参加しませんでした。
今回の龍頭山が「広島山の会」初参加になります。
◎龍頭山山行
午前6時45分に、今回の案内者のU氏がマイカーで、
コアラの自宅近くまで迎えに来てくれた。
8時半に蕎麦で有名な豊平町のどんぐり村集合だったが、
7時半には着いてしまっていた。
Uさんは、今年の1月から広島山の会に参加した人で、
クライミングをやりたくて入ったとか。
年輩の人だが、現役の会社員とのことなので、50代だろうか?
8時頃、2人の参加者がそれぞれ別にマイカーで現れた。
彼らは社会人はもうリタイアした年代。
今回は雪山ということで参加者が少なく、コアラ入れて総勢4名。
●コースタイム
豊平どんぐり村8:20−登山道始点(別荘地最上部)8:50
−駒ヶ滝9:05〜10−瀧ヶ馬場9:30−前龍頭9:50〜55
−中龍頭10:05−龍頭山山頂10:15〜11:40(昼食)
−登山道終点(別荘地最上部)12:00−掛礼バス停12:20
−豊平どんぐり村12:55
今回はだいぶ時間もあるということで、
別荘地下の登山口駐車場には車を止めず、集合場所のどんぐり村に車を止め、
登山口と下山口を変えて、周回ルートにしました。
そういう意味で、登りの30分と下りの55分分は、
本当の登山道を歩いたのではなく、舗装道路を歩きました。
登山道開始地点からは、10cm位の雪が積もっていました。
積雪量も多くなく、凍結もしていなかったので、
軽アイゼンやワカンを付けるまでのこともなく、つぼ足で登っていきました。
駒ヶ滝は落差が30m程度ある滝ですが、水量が少なく迫力不足が残念。
瀧ヶ馬場では林道に合流。
ここに駐車場とトイレがあり、無雪期にはここまでマイカーで来れます。
シーズンには、子供連れのハイカーで大混雑するそうです。
ここからは、傾斜も険しくなりますが、20分ほどのがんばりで稜線に出ます。
ここが前龍頭ですが、ここには四阿があり、豊平町の展望が得られます。
四阿他にも、中龍頭、山頂にあります。
登りはコアラが最後列でしたが、
参加者の皆さんはお年の割にハイペースで、しかも休まない。
雪山ということもあり足下が重くなり、結構疲れました。
山頂は360度の大展望で、案内者のU氏によると、
広島県で最も展望の良い山とか。
天気も良く展望も良かったのですが、遠くまでの見晴らしは難しかったです。
西中国山地の方は、大佐山、深入山、十方山などが見えましたが、
恐羅漢山、冠山までは、霞んでいて、展望は得られなかった。
北東方向を望むと大山が望めるらしいが、今回はそこまでの展望は無かった。
南の方に目を向けると、白木山など広島市近郊の山々が望めた。
天気が良いと広島湾が望めるということだが、
良く目を凝らしてみると、かすかに海の輝きを確認することが出来、
その中にまさに浮かんでいる安芸小富士が見えた。
ただし、写真に撮っても写りそうもなかったので、撮影しなかった。
時間が大部有ったので、山頂でゆっくりお昼を食べたり、
景観を楽しんだり、記念写真を撮ったりして過ごした。
時間が経つに連れ、雲が出てきて天気が下り坂になったので、下山することに。
下山はコアラが先頭にたったが、下山路は全く人が歩いていないので、
処女雪に足跡を付けるのが大変気持ちがよい。
雪が無い時よりもハイペースで下山することが出来た。
どんぐり村に着く頃には、小雨がぱらつき始めてきた。
◎どんぐり村 龍頭温泉
どんぐり村に戻ってきて、ここで解散することに。
年輩の二人は、温泉に入らずに直ぐに帰ることにした。
U氏とコアラは、どんぐり村にある宿泊施設の温泉で一風呂浴びて帰ることに。
ここは龍頭温泉といい、天然ラドン泉。
山頂の四阿にある龍頭山登頂証明書を持ってくると、温泉が半額で入れる。
400円が200円に。他に貴重品ロッカーを使ったので、100円かかった。
内湯のみでしかも狭く展望もなかったが、
ジェット噴射等があり、山の疲れが取れて良かった。
その後、U氏の車で自宅の近くまで送ってもらい、
自宅に戻ったのは3時前であった。
早く帰ってこれると、その後色々用事がこなせてうれしく、
時間を有意義に使った気になる。
今回の山行の経費は、参加費が500円であった。
この他に、温泉代が300円。計800円である。
前日の古鷹山といい、低費用で行ける山行が続いている。