2001.8.18 十方山 コアラ
コアラです。
8月17日(金)の夜から18日(土)にかけて、
広島県吉和村にある、もみの木森林公園の企画で、
ネパールの山岳ガイドとの国際交流会(スライドショー・トレッキング)
に参加してきました。
トレッキングは、十方山という標高1319mの山。
30名くらいの参加者で、色々な方と交流できました。
山岳ガイドはSさんという方で、
「イラストで歩く広島の山へ行こう!」という山行ガイド本の著者。
この本は、私も広島に来てすぐに買った本で、初心者向けの本ですが、
広島県内の山のコース19がカラーイラスト付きで紹介されており、
(地図は付いていないので、そういった正確さはないが)
結構使える本です。コアラはこのうち、5コース歩いています。
(松笠山、阿武山、臥竜山、比婆山、十方山)
Sさんは、辺境旅行プロデューサーという肩書きで、
中国新聞にエッセイも書いています。
他に、その本のイラストを描いていた女性の方も参加していました。
彼女は、私と同じ年で、宮島在住。
この仕事をするようになってから、山に目覚めたようです。
ネパールの山岳ガイドは、Mさん。
彼はネパールでトレッキングのガイドをしていますが、
今年の7/8月、Sさんの招きでもみの木森林公園に、
自然保護を勉強するために、留学しに来ています。
ネパールはこの時期は雨期で、トレッキングはシーズンオフだそうです。
17日は夜6時半に集合して、夕食後スライドショー。
ヒマラヤの山々、ネパールの人々の暮らし、
トレッキングツアーの様子、などのスライドを堪能し、
後半はMさんとの質疑応答を楽しみました。
翌日は、十方山のトレッキングですが、標高1300mを越えるのは、
県内では最高峰の恐羅漢、第2位の冠山に次ぐクラスの高さ。
広島県内にしては、山麓からのアプローチの長い山です。
●コースタイム
登山口8:35−5合目10:25−(昼食)−遭難碑12:15
−山頂(12:25〜13:00)−5合目14:15−分岐15:20
−瀬戸の滝(15:50〜16:05)−合流点16:20−登山口16:30
基本的には山頂までのピストンですが、下山時に途中から瀬戸の滝の方に周回。
全体は樹林帯に覆われた山行で、ブナ林が多く残されていて、自然満載です。
山頂付近は笹原になっていて、展望が素晴らしく、
十方山という名前は、十方が見渡せるから付いた名前とか。
登山時には天気が素晴らしく良く、好展望が期待できたが、
あいにく11時過ぎくらいから雲がかかり始め、雨が降り始める。
昼は樹林帯の中で食べる。笹原に出てからは、風も強くびしょぬれに。
しかし、山頂に着いたら晴れてきて、展望もまあまあ。
晴れたら、大山や日本海、四国の山々も見えるらしいが、
今回は、恐羅漢山、冠山などの、近くの西中国山地の展望が楽しめた。
参加者は山登りが趣味の人もいたが、
どちらかというと、ヒマラヤに興味があるという中高年が多かった。
夫婦での参加者が多かった。
海外経験も半数近くの方があるようであった。
広島縦走会の会長さんからは、会の案内を頂きました。
(山によってはビジター参加も可能らしい)
一方、私と同世代位の人も多く、何人かとは話も弾んだ。
まずは、先ほどの話に出たイラストレターさん。
それから同じ部屋にとまった若い男性は、学校の先生で、
毎年NGOの学校建設のためネパールに行っているらしい。
ネパールでは行ったついでにトレッキングもしてくるらしいが、
日本での山歩きは初めてとか。
また、山MLの話をしたら、登録したいという方もいた。
彼女は国立病院の医者で、今の病院に転勤してから同僚に誘われて、
山登りを始めて、結構はまっているらしい。
ただし、広島県西部の山しか登ったことが無く、
山MLの情報に期待しているらしい。
それから、別な女性の人は、メールは持っていないのですが、
車の免許も持っていなくて、山を一緒に歩く仲間もおらず、
いつも、旅行会社のツアー山行にひとりで参加しているらしい。
従って、色々な会社の情報に詳しく、私も色々教えてもらった。
彼女は、逆に何か山企画があったら誘って欲しいとのことで、
山ML西日本企画でも実現したら、参加したい様子であった。
このように、色々な人とも知り合いになれて、
有意義な山行であった。