蓮華寺山(標高374.0m)花見山行報告 byコアラ
4月13日(日)は、久しぶりに未登頂の山の早朝山行をしました。
登った山は、広島市安芸区の蓮華寺山。
この山は、広島市の東にある海田町の近傍の山で、
JR山陽本線沿いや国道2号線沿いに位置します。
瀬野川に沿って右岸(西側)に、
蓮華寺山から高城山(標高496.1m))の稜線が続いています。
その反対側(瀬野川左岸:東側)は、
鉾取山(標高711.5m)の稜線が続いています。
従って、広島市東側の入口の国道2号線は、狭い谷沿いに走っており、
しかも両岸から山が迫っていてエスケープルートがないので、
いつも日中は大混雑しております。
ですからコアラは、東広島市方面から市内に戻る時には、
たとえ下道を通っている時でも、志和ICから山陽道に乗るか、
途中狭くてクネクネした山道を通って、自宅に向かいます。
午前6時15分頃に自宅をマイカーで出発し、7時前には登山口に着きました。
こちら方面にマイカー山行に来るのは初めてでしたが、
車で40分弱で到着しましたから、今後早朝山行に良いエリアかもしれません。
山のガイドブック等によると、蓮華寺山はJR安芸中野駅から登り始めて、
周回コースを通って一つ先のJR東中野駅に下山するか、
稜線を高城山まで縦走して、JR安芸中野駅に戻ってくるかがメインです。
山陽線沿いから登るのは便が良いのですが、車の駐車スペースがありません。
またピストンするとしても、往復2時間くらいはかかります。
稜線の西側からは林道が結構上部まで延びています。
この山も山頂付近が桜の名所と言うことで、今回は桜が目当だったので、
東側の山麓から登ったり、縦走したりはせずに、
西側からの林道で、車で上がれるところまで上がってしまいました。
従って、1時間くらいで稜線を散策しました。
この山行は初めて登った山ですし、それなりには歩いたので、
山行回数にはカウントします。
●コースタイム
建設省雨量計7:00−稜線(高城山への分岐)7:03
−蓮華寺山山頂7:10〜15
−中央広場7:25〜45−山頂直下7:50−(散策道経由)
−稜線(高城山への分岐)8:00−建設省雨量計8:03
西側からの舗装された林道は車で上がると、レーダー雨量計の建物があり、
その前に憩いの森入口との案内板が出ています。
ここに駐車スペースが数台分あるので、ここに車を止めて歩き始めます。
林道はこの先も未舗装で延びています。
山道を数分上がると、蓮華寺山−高城山の稜線にぶつかります。
高城山までは2.5キロあるので、今回はそちらには向かわず、
この地点から400mの蓮華寺山に向かいます。
この辺の稜線で標高が既に410mくらいあるので、
蓮華寺山に向かっては、稜線を下がる縦走になります。
山登りなのに、全体としては下がっているというのは、何となく変な気分です。
稜線は樹木に覆われており、特段展望はありません。
全体としては下がっていても、蓮華寺山もピークなので、最後は登りになる。
これがまた、結構な急坂なのであるが、ここを頑張って上がると山頂に着く。
三等三角点がある。
山頂には数本桜の木があったのですが、こちらはやや葉は混じるものの、
最盛期を少し過ぎた感じでしたが、結構綺麗でした。
展望はそれほどは無いのですが、瀬野川沿いの集落や、
対岸の鉾取山の山並みを見る事が出来る。
山頂から約400mほど稜線を下がった場所に中央広場がある。
ここには四阿があり、桜が数多く植わっていて桜の名所となっているが、
ほとんど桜は終わりかかっており、葉桜になっていました。
このすぐ下がJR安芸中野駅駅に下りるルートと
北谷橋に下りるルートの分岐となっている。
四阿でしばらく休んでいると、ちりんちりんと鐘の音がして、
中高年の女性の方が1人で、自分が来たルートから登ってきました。
最初はその鐘は熊よけの鈴かと思い、
こんな市街地近郊でも熊が出るのかと思ったのですが、
この方は弘法大師の信者みたいで、信者が持って登る鐘の様です。
挨拶を交わすと、広場の片隅にある塔の前で熱心にお経?を唱え始めました。
この方は毎日早朝に登りに来て、拝んで掃除をしているそうです。
いつもだとJR安芸中野駅の方から登ってくる男性が二人いるそうですが、
その日は来ていなかったので、心配していました。
その女性信者の話だと、桜はその週の前半が見頃だったそうです。
もう少し下りたところにも桜が綺麗なところがあるらしいのですが、
ここよりももっと葉桜になっていると聞いたので、ここで引き返す事に。
その信者の方は、ゴミを拾いながら、
林道が延びて人が気軽に山に入るようになり
最近山に一杯人が入ってゴミを残すとぼやいておりました。
私にも、山登る人がいたら、ゴミを出さないように言って下さいね、
と言っていたのですが、自分はゴミを出さない様にしているのに、
何となく山登りしている人全体が悪く言われている様でちょっとイヤでした。
帰りは、蓮華寺山の頂上を通るのも面倒だったので、
頂上は通らずに、山の斜面をトラバーする散策路を経由して帰った。
途中木々が伐採してあって、頂上よりも見晴らしが良い場所もあった。
ここからは、山麓の斜面に所々山桜のピンクが部分的に映えていて、
春らしいすがすがしい景色に満足して、車の止めてあるところに向かった。