コアラです。
11月23日(日)午後に、窓ヶ山に登って来ました。

この日は、前日福王子山に早朝山行をしたので、山に登る予定は無かった。
ただ天気が余りに良かったのと、カナビーが2時前に昼寝をしてしまったので、
昨日の午後は妻がエステに行ったので私がカナビーと留守番したこともあり、
この日の午後は私一人で、マイカーでプラプラと夕方まで出かけることにした。

当初は9月の可部冠山で道を間違えたことから、
下山時に石采の滝と加賀津の滝に寄ることが出来なかった。
そこで今回は、反対側から登って正しい道を捜そうかと考えた。
紅葉の時期でもあるので、南原峡の紅葉も楽しむことが出来る。

しかし、可部に向かって祇園新道を北上していたが、
余りにも天気がよいので、渓谷歩きよりは展望の山に登ろうと思い立ち、
そのまま国道54号線を北上せずに、アストラムラインに沿って左折し、
五日市西方の窓ヶ山(標高711m)に向かうことにした。

窓ヶ山は、広島市の五日市側(南側)から見ると、
2つの岩峰とシャープなキレットが特徴的な山容の山である。
キレット(岩峰に挟まれた鞍部)のことを「窓」と呼ぶので、
この山の名前が付いたと言われている。
南から見ると急な山容になっているので、
湯来に向かう県道41号線の魚切からの登山道は、
かなり急なアルバイトとなっており、健脚向けのコースとして紹介されている。
本来はこのコースで登ればいいのだが、
夕方までに自宅に戻るとしたら時間がないので、
北東の奥畑にある憩いの森には車がかなり上まで入れることから、
憩いの森からのピストンで登ることにした。

●コースタイム
憩いの森第1駐車場15:00−南登山道分岐15:10
−窓ヶ山東峰15:25〜30−窓ヶ山西峰15:45〜50
−東峰16:05−南登山道分岐16:15−憩いの森第1駐車場16:20

駐車場に着いたのが午後3時なので、もう夕方の日差しである。
鬱蒼とした展望の無い山道を登り始める。
結構下山する人達とすれ違う。
途中東屋と水場があり、
その上方で向山(標高666m)から来る稜線(南登山道)と合流する。
約30分弱で東峰に到着。八畳岩があり、そこからの展望が素晴らしい。
南側は切り立った崖になっているので、展望がすこぶる良い。
広島の市街地(特に五日市周辺)と瀬戸内海と、
宮島を初めとする瀬戸内に浮かぶ島々が、一望の下に出来る。
北側に目を転じると、芸北の山々が一望である。
吉和冠山、恐羅漢山、羅漢山、大峰山などの特徴ある山容が見て取れる。

東峰からキレットに向かって、急な坂を下りる。
鎖場があるが、大したことはない。ただ花崗岩のガレ場なので、スリップに注意。
鎖場ですれ違ったパーティの人達に、岩登りをしている人の仲間かと聞かれた。
鎖場を下りきった一枚岩で、ロープで確保して岩登りをしている人がいた。
岩の上には、登山靴を初め、いろいろな山道具が置き散らかされていた。
下の方から、カンカンと岩に打ち付けている音が聞こえてくる。
覗いてみたが、オーバーハングしているので見ることが出来なかった。
どうやら一人でロッククライミングの練習をしているのか?
自分が落石とか起こすとまずいので、早々に立ち去った。

キレットの窓が岩のところは、うっそうとした鞍部である。
登り返すと直ぐに、三角点のある西峰である。
西峰の三角点は、御影石の三角点ではなく、
大岩の表面に貼り付けた金属標である。
ここからの展望は、東峰に負けない位良い。(東峰の方が良いのだが)
瀬戸内海の島々や窓ヶ山の西方の極楽寺山などが展望できる。
ロッククライミングしている東峰の下の大岩は、西峰からは影になって見えない。

展望が良かったのでゆっくりしたかったが、夕方でもあったので、
東峰、西峰共にセルフタイマーで写真を撮って、同じ道を戻った。

駐車場を出発したのは4時半頃なので、帰りは急ぐために、
大茶臼山を広島高速でトンネルで抜けて広島市街地に向かった。
高速代は400円である。
あっという間に(30分以内)自宅に着いてしまった。