帝釈峡・葦嶽山(日本ピラミッド)・高宮温泉(byコアラ)
コアラです。11月21日に帝釈峡に行って来ました。
平日という事もあり、単独です。
帝釈峡は広島県では三段峡と並ぶ紅葉の名所です。
カルスト台地を浸食して形成された全長約18kmの峡谷で、
国立公園に指定されており、日本五大名峡の一つに数えられているらしい。
他の4つはどこだろう?知っている人はいますか?
◎帝釈峡
見頃は11月初旬なのであるが、都合がつかず、中旬に行った。
周辺は紅葉がやや終わりかけている感じであるが、
渓谷内はもう葉が無く、冬の様相であった。
谷間は日が当たらず、気温が低いからであろうか?
帝釈峡は観光のポイントしては、大きく
北の帝釈天永明寺から素麺滝までの渓谷のエリアと、
南の神龍湖のエリアに分かれる。
今回はお昼前に家を出たので、帝釈峡に着いたのは午後2時前。
時間がなかったので、北のエリアのみを観光した。
ハイキングコースとは行っても、真平らなコースで、
元々はハイキングというよりは、ドライブで紅葉狩りという主眼だったので、
レンタサイクル(時間無制限で500円)で廻ってしまった。
永明寺、白雲洞(鍾乳洞:入場料200円)とか
雄橋(世界三大天然橋らしい)、断魚渓とかの見所を廻った。
紅葉は楽しめなかったが、景観は素晴らしいものであった。
◎葦嶽山(あしだけやま:日本ピラミッド)
帝釈峡から中国道庄原ICに帰る途中に、
日本ピラミッドの標識があるので、登ってみた。
昭和9年、ピラミッド研究家の酒井勝軍氏が、
葦嶽山(標高815m)が本殿で、
北面にある鬼叫山(ききょうさん:800m)を拝殿とする
世界最古のピラミッドだと発表した。
どこから見ても、三角形の形をした山で、確かに形態的にはピラミッドである。
山頂にはかつてストーンサークルがあったらしい。
しかし、邪教の象徴として当時の軍部によって取り除かれてしまい、
今は残っていない。
また、鬼叫山には、ドルメン(供物台)、東西南北を示す方位石、獅子岩、
鏡岩、大石柱などの奇石がある。
高さ6mの大石柱の頂には光る球がはめ込まれていて、
日が昇ると太陽の光がこの球にあたり、
それが鏡岩に反射して岩全体が光り輝いていたと、伝えられる。
古代遺跡なのか自然石なのか?
神武天皇陵ではないかという説もある。
このあたりではUFOの目撃情報も多く、
ミステリアスな逸話の尽きないスポットである。
●コースタイム
灰原ルート駐車場15:55−葦嶽山16:15〜20
−鬼叫山(巨石群)16:25〜35−葦嶽山16:45〜50
−灰原ルート駐車場17:05
平日の夕方登ったので、全く人はいなかった。
車で上がれる所まで上がっての山歩きなので、
山頂までは20分くらいで着いてしまった。
天気が良かったため、道後山、比婆山など、周辺の山々の景観が、
夕日に照らされて、美しかった。
ただ、ミステリアスなエリアの山中に、
日の暮れる直前に一人でいるというのは、余り気持ちの良いものではない。
特に、鬼叫山の巨石群を巡っている時は、樹林帯の中なのでよけいそう感じた。
そくそさと下山を開始した。
◎広島県高宮温泉「たかみや湯の森」
帰りの温泉は、帝釈峡からは離れているが、
広島−帝釈峡の中間(三次の近く)にある(広島から車で1時間)、
高宮町の日帰り温泉に寄った(中国道高田IC近く)。
今回は基本的にはドライブ観光であったが(山もちょっと登ってしまったが)、
元々には、肩がとっても痛いので(頸椎に原因があるらしい)、
温泉に入ってのんびりする(肩をゆっくり暖める)事が目的であった。
ちょっと遠くの温泉行くので、せっかくだから、
ちょっと紅葉狩り(十分出来なかったが)観光もセットにしたものである。
営業時間は10:00〜21:00。料金は600円。
泉質は無色透明の単純アルカリ泉(低放射能冷鉱泉)。
露天風呂は、桧風呂と岩風呂があり、日にちにより男女交代のようである。
私が入った時は、男風呂が桧風呂で木の香りが良かった。
露天風呂は2つあり、一つはミネラル泉であるが、もう一つは酒風呂。
ほのかに酒のにおいがあり、酒の成分が肌からしみ込み血行を良くする。
アミン酸成分が肌に良く、ぬるい割に中から体が温まる、
美容と健康に良い風呂であった。
コアラは結構気に入った日帰り温泉である。
ここは、広島市内からは離れているので、平日の仕事帰りには寄れないが、
予定のない週末など、午後から酒風呂に入りに来るのは良いかなと思った。