猿です
日曜日、甲府の北にある乾徳山に登って来ました。
日本200名山、山梨100名山に入る人気の高い山ですが、
さすがに冬なので誰ともすれ違いませんでした。
積雪は登山道入り口あたりで2cm、途中で5cm、
頂上あたりで10cmというところでしょうか。
スパッツを着けなくてもなんとかなりました。
もちろんアイゼン、ピッケルは不要です。
冬靴の足底板を再度調節してもらったののテストを兼ねた山行でした。
足の裏は痛くならなかったけど、頂上で両脚が痙攣をおこしてしまい、
一時はどうなるかと思いました。
写真は
http://www.erde.co.jp/~masaru/kentokusan/
◎乾徳山山行報告
【目的地】乾徳山(2031m)
【日時】2004年1月25日(日)
【メンバー】土屋単独
【コースタイム】
乾徳山大権現駐車場 12:10 - 登山道入口 12:27
- 銀晶水 12:50 -
錦晶水 13:35 - 月見岩 14:10 〜 14:16 -
頂上 15:10 -
登山道入口 16:58 - 駐車場 17:10
日曜日、目が覚めたのは8時過ぎ。まだ昨夜の焼酎が残っているがとにか
く起きてシャワーを浴び、朝食を取る。
ガイドブックを眺め、短時間で行ける甲府周辺の山に登ることにする。
荷物を積み込んで自宅を出発、中央高速国立インターから乗ったのは10時
過ぎだろうか。意外や高速は空いており、快適に飛ばすことができる。
勝沼インターで降り、140号で徳和へ。30分ぐらいで登山口バス停前の無料
駐車場に着いたのだが、車がいっぱいでまったく停めることができない。
これで時間をだいぶ食ってしまう。車の中に人影がいても、いつまでも車を
出す気配はなし。
諦めて路上駐車し、歩き出したが、地図を見直したらその先にも駐車場があ
るという。車に戻って神社の先の駐車場へ停める。ここは1台もいない。
林道を少し登ると登山道入り口に。さすがに登山道は雪が残っているが、積
雪2cm程度。
杉林を抜け、何度か林道を横切る。いい天気ですごく暑く、汗が吹き出す。
しばらく行くと「銀晶水」という湧き水があった。回りはつららができてい
るが、水はパイプからちょろちょろと流れている。一口飲んだが、暖かかった。
さらに登ると「錦晶水」という、同じような湧き水があった。
この先、国士ヶ原というところで林を抜け、広々とした草原になる。乾徳山
の頂上も見えて来た。
かなり上の方を4人のパーティが横切って行ったが、その人たちは別ルート
を取ったので、結局、一度も他人とはすれ違わなかった。
稜線に出たところ、月見岩という大きな岩の前で昼食。
登って来た方を振り返ると富士山がかすんで見える。
稜線はさすがに風が強く、シャツ、パーカを着込み手袋をする。
これまでなだらかな登山道だったが、頂上直前だけは岩場、銷場が登場。銷
場は2カ所あり、けっこう急だった。
頂上に着いて、写真を撮ったらすぐ下山開始。
ところがここで足が痙攣してしまった。最初は左足。以前も下山時にスリップ
した時など足がつることはあったが、歩いていてというのは始めてだし、スト
レッチしてもなかなかおさまらないのも始めて。
おさまったかと思って歩き出すとまた痙攣をおこす。
しばらく休んだが、ここにいてもどうしようもないので前進。なんとか1本目
の銷場を降りる。今度は右足が痙攣を起こす。
銷場の下降中に痙攣したらどうしようかと悩んだが、気にしないことにして降
りる。足が使えなくても腕だけで降りられるだろうし。
違和感はあったが、無事に銷場を切りぬけ、岩場を降りて広い稜線へ。この後
は2度と痙攣を起こすことはなかったので助かった。
国士ヶ原に「高原ヒュッテ」という小屋がある。名前はしゃれているが避難小
屋で、地図には「雨をしのぐ程度で荒廃している」と書かれている。登山道か
らやや離れているし、時間がなかったので遠くから眺めるだけにした。
どんどん日は翳っていくし、下の方はうっそうとした杉林で足もとは暗く、
ちょっと不安になったが、どうにか明るいうちに車にたどり着いた。
帰りは140号を走り、途中道の駅の先を左手に少し入ったところにある牧丘町
町営の「はなかげの湯」で入浴。町外者500円。
勝沼あたりでは食べるところが見当たらず、結局、談合坂SAでカレーほうとう。
日曜の夜だというのに勝沼ICから国立ICまでまったく渋滞に出会わず、快適に
飛ばして帰ることができたのは、始めての体験ではなかっただろうか。
今回は同じコースをピストンしたが、後で別の地図を見たら、月見岩から道
満尾根を通って下山するコースもあった(上を横切って行ったパーティはこち
らだったのだろう)。
頂上直前で岩場、銷場があるが、まぁ死ぬ程でもないし、途中の道はけっこう
なだらかで階段もない。花のシーズンに来るのもいいのではないかな。