大菩薩山行報告
マゾッコメグです。
4月8,9日、私とトトロさんとリンさんで大菩薩に行ってきましたので、報告します。
(4月8日)
AM6:50頃、つくばの郵便局前でトトロさんの車に乗り、荒川沖へ。
7:37荒川沖発の常磐線に乗り、日暮里着は8:37。
山手線に乗り換え、新宿着は9時頃。ここでリンさんが合流。
9:30新宿発の「かいじ103号」に乗った。
いつもなら8時丁度のあずさ2号、じゃなかった「スーパーあずさ3号」
に乗るところだが、今回はかなり時間に余裕があったので、いつもより遅めの電車に
した。
「かいじ」では、無事3人とも座れたが、それにしても眠く、電車の中では殆ど寝て
た。
塩山到着は11:00。ここで11:25発の大菩薩登山口行きのバスに乗る予定
だったのだが、親切なおじさんがいて、何と車で登山口まで送ってくれたのだ。
その人は見た感じ50代か60代で、単身赴任で山梨に来ているのだとか
(そう言えば車は多摩ナンバーだった)。
富士山の写真を撮るのが趣味だとか言っていた。
いずれにしても、そのおじさんのお陰で、予定より20分程早く登山口に着いた。
丁度昼飯時だったので、登山口の近くの「松葉荘」という民宿で食事にした。
メニューはそば類やカレーなどしかなく、何か散らかった店内ではあったが、
そこのおじいさん、おばあさんが妙に親しみやすい雰囲気を持っていたし、
店内に売られている土産物の類が、甲冑類やら木の枝を針にした時計やらで、
何だか不思議な雰囲気を出していた。
つくばではなかなか味わえないような人情味が感じられて良かった。
雲峰寺が近くにあったので、寄っていった。
長い石段の上にあり、境内には樹齢何百年という桜の大木があった。
でも残念ながら、まだ花は咲いていなかった。
寺の山門や建物もまあまあ良かった。
しばらく車道を歩いた後、山道に入った。
この辺は雪は殆ど残っておらず、岩よりも砂の多い山道だった。
PM2:30頃、「ロッジ長兵衛」に到着。
ここのテラスに椅子とテーブルがあり、30分程休憩した。
温かい花梨ジュースも飲んでいった。
木造のブランコが印象的だった。
この後、「福ちゃん荘」と「富士見山荘」で休憩。
「福ちゃん荘」からの山の景色がなかなか良かった。
「富士見山荘」は休館中だったが、木造の小屋の雰囲気が何とも言えず良かった。
小屋の近くに小さな小屋がたくさん存在していたのが印象的だった。
この辺までは、車道と平行した山道を歩いた。
大菩薩峠にある「介山荘」に着いたのは4時半過ぎだったか。
のんびり歩いたため、予定よりだいぶ遅くなってしまった。
でも今回は、時間に余裕を持たせた山行で良かったと思った。
で、早速、大菩薩峠の標識の前で記念撮影した。
夕食は5:20からだった。
日の入りが見られるようにという山小屋のおじさんの配慮で、
通常より10分早い夕食となった。
夕食のメインはうどんで、まあまあ良かった。
それから肝心の日の入りだが、ちょっと霞がかかっていたのか、
あまりきれいな夕日は拝めず、ちょっと残念だった。
夕食および飲み会の時、同じコタツに、大阪から来たという、
50代位の女性2人と一緒になって、結構盛り上がったらしい
(自分は寝てたから良く分からなかった)。
一緒に写真に写って、後で送ってあげることになった。
8:50の消灯間際に、小屋の外に出て夜空を見てきたが、
星がとても大きく見えて、感動的だった。
でもとても寒かった。
(4月9日)
随分たくさん夢を見て、眠りは浅かったが、AM5:10頃目が覚めた。
トトロさん、リンさんと一緒にご来光を見に行った。
こちらの方は、日の出の瞬間もばっちりで、やっぱり一泊したのは正解だったと思っ
た。
朝食は6:30からで、7:10頃小屋を出発した。
ちょっと霞がかってはいたが、富士山の眺めが感動的だった。
同じ視野にダム湖も入り、その対比もまた素晴らしかった。
大菩薩嶺に向かう途中から、残雪が多くなり、しかも凍結していたので、
軽アイゼンをつけることにした。
これが効果抜群で、やはり今回軽アイゼンは必携だと思った。
介山荘から大菩薩嶺までは1時間ほどかかったが、大菩薩嶺の山頂は展望もなく、
山頂の標識も柱状のヤツが一本立ってるだけと、寂しいものであった。
山頂でカップルで来てた人がいたので、リンさんが
「カメラのシャッター押しましょうか?」
と声をかけたが、どうやらカメラを持ってくるのを忘れたらしい。
そこでリンさんのカメラで写真を撮ってあげて、あとで送ってあげることにした。
必要上住所を教えて貰ったが、彼らは府中(勿論東京の府中)から来ていたらしい。
本当に今回の山行では、人情の温かみを感じる出来事が多かった。
やっぱり今回も来て良かった。
あと山頂には、コガラという小さな鳥がたくさんいて、これが結構かわいかった。
餌付けされていて、掌に餌のパンを置いておくと、
掌まで飛んできてパンを取って行くのだ。
これはバッチリ写真に撮った。
大菩薩嶺からひたすら下って、丸川峠に着いたのは10:00頃。
実は今回の山行を計画した際、丸川峠の「丸川荘」に宿泊し、
2日目に大菩薩嶺・大菩薩峠に行く、という逆回りのルートも考えていたのだが、
丸川峠からの景色が今イチだったことを考えると、
やっぱり介山荘に泊まったのは正解だった。
丸川峠からもひたすら下り、大菩薩登山口(裂石)に着いたのは11:30頃だっ
た。
そこから更に数百m下ったところにある市営施設「大菩薩の湯」で温泉に入った。
かなり最近できた施設のようで、入浴料\600のところ、
介山荘で割引券を貰ったので\300で済んだ。
露天風呂あり、ジャグジーあり、サウナありで、
最近良く見かける入浴施設と似たようなものだったが、生き返った心地になれた。
アルカリ性で、肌がすべすべになる湯だった。
入浴後、施設内に食堂もあったので、昼食にした。
塩山行きのバスはPM2:52登山口発で、だいぶ時間があったので、
私とトトロさんは施設内でのんびりしていたが、
リンさんは他の温泉にも入ってきたようだった。
バスで塩山に出た後、3:40発の「かいじ114号」で帰ったが、
電車が混んでて、立川や三鷹に着くまで座れなかった。
これはちょっと予想外だった。
この時期は「ホリデー快速」も出ているみたいだから、
やはりその時期の時刻表もしっかり調べなくてはと思った。
時間に余裕がある場合は、普通列車や快速列車を使うという手もあるんだし・・・・
新宿着は5:06だった。
新宿から山手線に乗り換え、リンさんは日暮里で、
私とトトロさんは上野で常磐線に乗り換えた。
5:50上野発の電車に乗り、荒川沖到着は6:56。
途中で夕食にし、つくば到着は8時頃だった。疲れた。
今回の山行は、時間的に余裕があったのでのんびりして行けたし、
素晴らしい景色も満喫できたし、人情の温かみに触れることもできたので、
楽しい思い出となった。
また皆さん、ご一緒しましょう。