北八ヶ岳池めぐり山行

●北八ヶ岳の池めぐり報告(byコアラ)

コアラは6月2/3日と、北八ヶ岳に行って来ました。
苔の生えた原生林が素晴らしかったです。
天気には今一つ恵まれませんでしたが。
今回の山行は、
コアラが所属している製薬会社の山岳会「らくきょの会」の企画です。
初日は北横岳から双子池ヒュッテまで、
2日目は蓼科山登山という計画だったのですが、
コアラは蓼科は昨年の8月に登っているので、
今回は2日目は別行動で雨池から縞枯山、茶臼山を経由して、
麦草峠、白駒池という池巡りコースを行くことにしました。
リーダから別行動OKの了解を取り、
金曜日の休暇OKの了解も職場から取り付けたので、
急遽コアラは参加する事を決めました。
急な話だったので、小屋泊まりの山行が出来そうな方、
野鳥が好きそうな方、平日山行なのでフリーの仕事の方、
という視点で数人に声をかけてみました。
その結果、温泉MLのなりみさんが参加してくれました。


詳しい報告は、あとでなりみさんが温泉MLにアップしてくれると思います。
白駒池周辺の原生林は素晴らしく、野鳥の鳴き声もいっぱい聞けましたので、
トトロさんには是非参加して欲しかったなと思いました。
コアラは北八つ気に入りましたので、
今度はコアラ企画で立案してみたいと思いました。


●なりみさんの感想
なりみです。

先日の北八の感想です。

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有休とって行ってきました。北八ツへ。


*「女性的な山」

南八ヶ岳は岩の多い、日本アルプスに匹敵する高山であるのに対し、北八ツは森
林が多く山というよりは高地と言っても よいような穏やかな山である。
「静寂の森」「苔むす原生林」「草原」や「池」がちりばめられ、歩く人の心を
なごませてくれる。 北八ツは登山をするというより草原や池を散策するという
ような歩き方をしたほうが似合うような山である。
南八ツが「男性のイメージ」に対し、北八ツは「女性のイメージ」の山である。
「優しい」「穏やか」という言葉があうかも。

*「縞枯山の縞枯」

ピラタスロープウェイで山頂駅につくまでの間(7分間)、はじめて「縞枯」を
目の当たりにした。
「縞枯山の縞枯」は例えるなら「バーコード」のようだ。遠くから見ると美しい
縞状の模様が見られ、北八ヶ岳特有の景観をつくっている。
 
 北八ケ岳の縞枯れ現象は、蓼科山から箕冠山までの間だけに分布しているらし
く、全国的には小規模ながら奥日光・中央アルプス・南アルプス・紀伊半島等に
もわずかに分布するといわれている。シラビソの分布と関連しているらしい。

縞枯れの現象は森林の天然更新の一種で、更新が階段構造をしていることが他
の天然更新と大きく異なっている。シラビソまたはオオシラビソの純林に見ら
れ、標高は2000〜2450mの範囲にあり、傾斜角は35°〜平坦な所まで分布してい
るらしい。傾斜面は大部分が南西方向で、南から南東にわたっている。

 縞は斑状・狐状・波状などさまざまで、帯状のものは等高線にそってほぼ水平
に延びていて、典型的なものが縞枯山のものである。縞枯れは下から上へと次第
に移動している。

*北八ツ池

北八ツには数多くの池があり、これらは昔の火山の噴火によって生まれたもの
で、多くの伝説を秘めてひっそりと水をたたえている。主な池には、白駒池・茶
水池・雨池・七つ池・亀甲池・双子池・みどり池・すりばち池などがある。

 池めぐりをしているだけでも充分楽しめる所だ。天気の良い日に池のほとりで
のんびりしたら、本当に気持ちがやすらぐにちがいない。「夜明けの池」もいい
かもしれない。


*結論

 北八ツはいろいろな表情があって楽しい。微笑んだ女性に、静かに見守られて
いるかんじというのか。
「女性的」と言われる所以はこの「表情」のせいだろう。
久しぶりに「沈黙」がこんなに、心地よいものだと認識した。
 
雑用がすんだら、また行ってみたい。
それまで、そのままでいてほしいものだ。

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●コアラからのレス

なりみさん、報告ありがとうございました。
これまでの温泉MLの報告と違って、なかなか散文的でイイですね。

せっかくなんで、コメントを付けます。

> *「女性的な山」
私もこの様なイメージで考えており、気安く女性を誘ったのですが、
白駒池周辺はまさにその様な感じでした。逍遙という言葉が似合います。
しかしながら、初日に歩いた、三ツ岳、大岳周辺は、
岩がゴロゴロして初心者の人や高齢の方には大変歩きにくいコースでした。
檜洞丸もクリアしたなりみさんなんで、根性で頑張って歩き通しましたが、
他の女性だったら大変だったかもしれません。
温泉MLでは、天狗に登ったオッシー、ナイスバディ嬢、
檜洞丸に登ったナホちゃん、たけちゃん、
山MLのキミベエあたりでしたら、どうにかクリアしたかもしれませんが。
人を誘うのでも、自分を基準に簡単だからと考えてはいけないなと、痛感いたしました。


> *北八ツ池
今回の山行では、双子池、雨池、白駒池のほとりを散策しました。
どの池も素晴らしいですね。
双子池は、泊まったので、朝晩の素晴らしい景色と静寂を堪能できたし、
雨池はまさに他に誰もいなくて、
もし1人だったら本当に孤独を堪能できたでしょうね。
白駒池は周辺の苔むした原生林と野鳥のさえずりが素晴らしかったです。
今度は白駒池のほとりに泊まって朝晩の静寂を堪能したいと思いました。
他には、茶水池はほとりを通りましたし、
七つ池と亀甲池はほとりには降りれなかったけど、稜線からその姿を楽しみました。
ミドリ池は、昨年の本沢温泉の帰りに寄った、しらびそ小屋がある池で、
まるでヨセミテのような景色が素晴らしかったところです。
今回は寄っておりません。