山ML企画
2003.1.12 蓼科山 猿、pooh
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蓼科山山行報告(By 猿)
猿です
2003年1月12日
成人の日前日、夜行日帰りで長野県の蓼科山に登ってきました。
山MLで参加者を募ったけど応募がなく、
ぼくと友人の女性poohさんと2人で今年初登山を楽しんできました。
猿の装備:
ザック(アークテリクス・ボラ60)、登山靴、アイゼン、
ストック(poohさんが使った)、ピッケル、ワカン、テルモス、
ストーブ、コッヘル、ツェルト、コンパス、銀塩カメラ、
デジタルカメラ、レインスーツなど。
食料:エースコックの大型カップ麺、おにぎり、チョコレートなど
さすがにテント泊でないので16kgぐらいにおさまりました。
poohさんの装備:
デイパック、登山靴、アイゼン、テルモス、銀塩カメラなど
年末、NIKON F2が壊れたので、
今回は新たにNIKON FM3AとAF Nikkor 18-35mmズーム、
それにLowProのトップロードズームというカメラケースを購入しました
(ビックカメラのポイントが14万点も貯まっていたので交換)。
FM3Aはニコンの最新マニュアルフォーカスカメラ。
F2より小さくて軽いです。
これまで使っていた非AiレンズのAuto Nikkor
24mmが着かないので、
安いAFズームを買いました。
LowProのケースは別売のチェストハーネスと組み合わせると、
ちょうど小型ザックを前に背負ったようになり、カメラの出し入れも楽だし、
大型ザックのベルト類と干渉することもありません。
●コースタイム
ピラタスロープウェイ入り口06:45〜登山口07:38-0810
〜森林限界12:10-12:24〜頂上12:45-13:00〜登山口15:00
12日の深夜0時過ぎの中央線で国分寺を発ち、
八王子駅でpoohさんと合流、00:40発のムーンライト信州91号へ。
車中はビールを飲んで寝る。
03:35に茅野駅着。
一応ストーブの着いている待合室が開放されているのだが、寒い。
みんな上下とも着込んでストーブにへばりつく。
ぼくもレインスーツを袋から引っ張り出すと「臭い!!」。
汗とかの臭いではない、カビだらけである。
パンツは裏返しになったまま収納されていた。
前回使ったのは伊吹山? 上州武尊?これももう寿命のようである。
コンコースに寝袋で寝ている集団もいる。
一応屋根はあるのだが気温は外気、0度以下だろう。
5時過ぎ、ラーメンとおにぎりの朝食を取る。
05:50、始発バスで出発。55分でロープウェイ入り口バス停。
荷物を背負ってビーナスラインを歩き出す。ゆるい登り坂。
蓼科山の頂上は雲がかかっていて眺望はなさそうだ。
登山口からスタートしてすぐは白樺の雪原だが、
しばらくすると急な登り坂が続く。
途中でpoohさんがへばってしまい、ペースがどんどん落ちる。
途中、降りてきた人に森林限界までどのぐらいかと尋ねたら
「150mぐらいですよ、がんばってください」。
だが、実際にはそこから数百メートルはあったような気がする。
泣きそうになっているpoohさんを引っ張って、なんとか森林限界を超える。
そうしたら頂上はもう目の前。poohさんのザックをデポして頂上を目指す。
頂上は平坦で岩がごろごろし、荒涼とした風景。
山頂ヒュッテは雪に埋もれている。
どんどん天気は良くなってきたが、風が強く手袋が凍るほど寒いので、
写真を撮ったらすぐに下山開始。
当初予定より2時間遅れて登山口に到着。余裕を見ていて良かった。
ビーナスラインをとぼとぼと歩いていたら、
地元ナンバーのパジェロに乗った夫婦が「どちらまで行くのですか」。
ロープウェイ入り口まで歩いてバスに乗り、
プール平の温泉に入る予定だと告げたら、そこまで乗せてあげるという。
いいかげん足が痛くなっていたので喜んで好意にすがる。
ところが、車中で話をしていたら、
ロープウェイ〜茅野駅のバスは中央高速茅野バス停を通らないという。
高速バス停と高速インターを勘違いしていた。
とりあえずプール平蓼科温泉前で降ろしてもらい、
バス会社に電話で確認したら
10分後ぐらいに来るバスで茅野駅まで帰らないと、
17:34の高速バスに間に合わないことが確認できた。
温泉を目の前にして(温泉の匂いまでかぎながら)悔しいが、
高速バスの予約を入れてあるので残念ながら引き上げる。
茅野駅に着いたら、バスの中に帽子を忘れたことに気づく。
バスセンターで調べてもらったら車庫にあることが判明。
ついでにここで高速バスのチケットを発券してもらう。
おみやげやビールを買い込み、
タクシーで諏訪バス車庫経由中央高速茅野バス停まで。
直行すればワンメーターらしいのだが、1100円ぐらいかかってしまった。
それでも無事に高速バスに乗ることができ、
途中、高速の渋滞があったが9時前に新宿駅にたどり着くことができた。
登山初心者のpoohさんにとって蓼科山はちょっと傾斜がきつかったようだ。
ずっと登り、ずっと下りだし。
ただ、雪は柔らかく、途中で危険な場所はなかった。