白馬岳山行報告

●あきじの報告

あきじです。

9/14夜〜9/16まで、白馬三山縦走をしてきました。
今回は結局、あきじとイトヤンの二人での山行になりました。

私もイトヤンもスキーでは結構行っているエリアでしたが、
山行としては初めての北アルプスでしたので、
行く前からワクワクしていました。

9/15は、朝の登山開始前から雨が降っており、少し残念でしたが、
それでも大雪渓やガスが晴れた時に見える岩稜などは迫力があり、
すばらしいものでした。

行程の記録は、あまり詳しくは書きませんが、
私としては今回ライチョウとイワヒバリ
(高山にしかいない、スズメを一回り大きくしたような鳥)
を見る事が出来たのが、一番の収穫でした。

さすがに花の百名山だけあって、この時期でも結構花が咲いており、
二日目の下山時にはやたらと花の写真をとりまくってしまいました。

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全体的に少し早いペースで歩いてしまい、
イトヤンにはちょっと申し訳なかったですが、
苗場で体が山向きになったせいか、筋肉痛もほどほどで、ほっとしています。

また機会があったら、時期を変えて是非行きたい山のひとつとなりました。


●イトヤンの報告

かねてよりあこがれの地であった白馬岳に登ってきました。
参加者はあきじさんと僕の2名。

15日(日)の天候は小雨のち晴れ。登る前は少し肌寒いほどの気温でした。

初日はアルプス急行で白馬駅で下車、7:30に猿倉を出発。
1時間で白馬大雪渓に着き軽アイゼンを装着し
2時間ほど雪上を登っていきました。



この大雪渓を登ることが自分にとって今回の白馬岳登山の
楽しみの一つであり、写真では緩やかに見えた斜面も
登ってみると結構急な斜面であることがわかりました。
28°〜30°ほどあったかと思います。

雪質は一度溶けた雪が再び固まり締まった状態となっており、
もしスキーでの滑走が可能であれば
そこそこ楽しく滑れるのではないかと思ったほどでした。
(石にさえ気をつければ)

落石が多いとのことでかなり大きな石が散乱しているのがみられました。
落石に注意して顔を上げて登るよう注意書きがありましたが、
下って降りてくる人はどうやって注意するのかな?と思いました。

雪渓を過ぎてアイゼンをはずし、山頂宿舎まで2時間かけて登りました。
左手には杓子岳が大きくそびえたち、すばらしい眺めでした。
ここが、この日一番の絶景のポイントでした。



山頂宿舎に着くと荷物を降ろし、白馬岳山頂まで登りました。
山頂から北アルプスの展望を望むはずでしたが雲が多く、
360°の大パノラマをついに見ることができませんでした。残念!

16日(月)、2日目は、朝から霧雨でした。6:55に宿舎を出発。
杓子岳を目指し稜線にそって歩きだしてほどなく雨と風が強くなり、
一転して嵐のような天候にみまわれました。

杓子岳を通過しようとした時、雷鳥が2羽いたのを発見。
すぐに斜面の影に隠れてしまいましたが、悪天候の中ではの発見でした。



鑓ヶ岳の山頂にて写真をとり
9:09に鑓温泉に向かう分岐点に到着しました。
ここからは急な下り道で、風が山の斜面に遮られて、
雨も弱まりやっと安心して降りることができるようになりました。

鑓温泉では雨の為温泉には入りませんでしたが、ここの鑓温泉には、
表だけ囲って裏から丸見えの露天風呂があったことを記しておきます。



鑓温泉の付近の谷にも雪渓がありました。
高さ数十メートルの谷に挟まれて雪が残っており、
雪の高さも十メートル以上あると思われ
それが氷山のようにも見えたのでした。



縦の亀裂がいくつもはいって、
少しずつ崩れ落ちていく様子がうかがえました。
近くで見るとその雪の塊の大きさに驚きます。

鑓温泉を過ぎてから下ること3時間少々、2:25に猿倉に無事到着。
8時間20分のコースタイムを7時間20分で下山したことになります。

このハイペースは常に先頭を歩いたあきじさんの健脚によるものでした。
2日間において、登り下りとも速く驚異的な体力に驚きました。

今回の登山はやや天候に恵まれなかったものの、
それゆえに雲の切れ間から見えた付近の峰のすばらしい眺めに感動したり、
山がいつもおだやかな状態でないことも体験として知ることができました。

悪天候の中を歩いたことはきっといい経験になると思います。
また来年も北アルプスのどこかに登ってみたいと思いました。

あきじさんどうもお疲れ様でした。
今日は一日筋肉痛でした。(予想通り・・・)