●日にち
2003年11月15日(土)・16日(日)

●参加者
参加確定者
男性:コアラ、あきじ、猿
女性:pooh、温泉娘、不二子
参加未確定者
男性:リン
女性:ナイスバディ、タケちゃん、ゴザル

●宿
民宿 大亀石
1泊2食 7500円(税別)
定員12名(宿としては、とりあえず10人くらいが良いとのこと)
歩いて5分くらいで、妻籠の宿場町の中心に行けます。

とりあえず、未確定者の状況が読めないので、
男性4名、女性4名で予約をいれました。
最大で12名になるかもしれない、とは伝えてあります。
一応8名の段階で、民宿自体は山MLだけの貸し切りにしてくれています。
最終人数の確定は、3日前くらいで良いみたいです。
部屋は8畳2室と6畳3室です。
男女比を考慮に入れながら、当日決めましょう。

なお、爺さんと婆さんの二人だけでやっているので、
余り無理な注文は出来ないと思うので、その点はご配慮下さい。

なお、リン夫妻は仕事の関連で、
おそらく直前まで参加できるか未確定だと思うので、
リン夫妻は予備の二人に入れていて、
リン夫妻を除いてメンバーが10人で締め切りたいと思います。
現在は未確定者入れて9人ですので、あと1名まで申し込み可能です。

●車出し
8名程度の場合は、車2台を考えています。あきじ号と猿号。
東京方面は猿号に、常磐沿線組はあきじ号にピックアップを予定。
最大の12名程度の場合にはもう1台(コアラ号を予定)出します。

各車の一応の定員は、あきじ号5〜6名、猿号4名、コアラ号3名です。

●日程
11月15日

1.三百名山 南木曾岳登頂
  周回3時間半程度:鎖場等があるので一応登山の領域
2.愛知県最高峰 茶臼山散策
  山頂周辺まで車で入れるので、1時間程度の散策
  お気軽ハイクやピクニックの領域
3.妻籠−馬篭の宿場町散策
  観光の領域です

初日は無理はしたく無いという人も多いと思うので、
山に登りたい人が2番が多ければ、出来れば全員で2番。
1番が多ければ、ハード志向の方が1番、残りが3番と2班に分ける。
というパターンかなと思います。

1番に2番については、一応幹事のコアラがコース設定とかしますし、
一応参加者全員は、同一行動を取ってもらうことになりますが、
3番については、特に幹事はアレンジしませんので、
各自自由に見学してもらって(グループで廻るも、個人で廻るも可)、
所定の時間に宿に各自戻ってもらうことになります。

11月16日
恵那山登山
自信のない方は、留守番ということで、
妻籠・馬篭の観光ハイキングをする事も可能です。

林道が通過できないので、縦走コースは取れません。
神坂峠ルートのピストンか広河原コースのピストンを考えています。

◎神坂峠ルート
特徴・長所
天気さえ良ければ抜群に展望がよく、登山道沿いには花も多い。
何より、最初に恵那山の雄大な姿を見て歩き出すことが出来るのは
このコースのみに許された特典であろう。
コースは思ったより長く疲れるが、
その分登山後に得られる充実感も大きい。
アプローチの岐阜県側の林道は比較的安定している。

短所・注意点
アップダウンが有るので、特に初心者は疲れ易いだろう。
また、迂回路があるとはいえ一部ナギ(崩壊地)の辺を歩くので、
バランスを崩しやすい子供やバテ気味の人がメンバーに居る場合は注意が必要。
途中に水場や避難小屋はない。

◎広河原ルート
特徴・長所
2001年10月7日オープンの阿智村側の新ルート。
恵那山への最短ルートで、かなり歩きやすい。
尾根道なので南アルプス、中央アルプスや御嶽、乗鞍、北ア方面も良く見え、
南アルプス越しの富士山も望むことが可能。
恵那山東面の沢登りの下降路や積雪期のルートとしても利用価値が大きい。

短所・注意点
園原からの林道がやや不安定で、しばしば通行止めになる。
登山口の駐車スペースがやや少ない。
登山口から本谷川を渡って登山道に入るが、
増水時は通行不能になる可能性が高い。
途中に水場や避難小屋がない。
アプローチの林道は良く通行止めになる。阿智村役場での事前確認が必要。

今のところ、メンバーが健脚揃いなら、
時間はかかるが、林道が安定していて、南木曾側から入りやすい、
神坂峠ルートのピストン(往復7時間半)。

メンバーに脚に自信のない方がいて、天候が良ければ、
広河原ルートのピストン(往復5時間半)。
このコースは、南木曾側からは遠いこと、
林道の通行止め可能性と沢の増水の危険性が有ることが難点です。

下山が遅くなることが考えられるので、
ヘッドライトは必ず持参して下さい。

下山後は、神坂峠ルートの場合は中津川市の温泉、
広河原ルートの場合は昼神温泉を考えています。

東京方面の到着が列車のない深夜になる危険性もあるので、
そのようなケースになった場合には、運手者の方は申し訳ないですが、
参加者の自宅までの送迎をお願いします。
参加者の皆様も、家族が心配しないように、その旨はお伝えしておいて下さい。
また、常磐沿線組は、集合時のマイカーの手配等を考えておいて下さい。

以下に、HPから抜いた両コースの詳しい紹介を載せておきます。

◎神坂峠ルート
1.ヤマトタケルに名もない防人達、そしてあのウエストンも越えた歴史の峠
神坂峠は神話や万葉の時代から東西交通の要所で、さまざまな文献にその名を残してい
ます。ウエストンも恵那山登山後にこの峠を越えて伊那谷へ向かっています。尚、実際
の旧神坂峠は現在の林道の峠から少し北へ入ったところです。
蓑上さんのHP峠と旅にも紅葉の美しい神坂峠付近が紹介されています。

こんな話を高校時代の古典の授業で習った方も多いでしょう。今昔物語の中のお話です
。 むかし藤原陳忠(のぶただ)という欲の深い信濃の国司が居ました。彼は家来と
ともにこの神坂峠を超えていましたが、険しい峠なので谷へ転落してしまいました。家
来が心配していると「籠をおろせ!」と谷底から陳忠が叫ぶ声がするので籠を降ろすと
、陳忠ではなく「キノコ」がいっぱい乗って上がってきました。再び「籠をおろせ!」
の声がするので家来がおろすと、キノコを両手いっぱいに持った陳忠が上がってきまし
た。何もこんなときにキノコなど採らずとも、と家来があきれていると、陳忠は「受領
は倒れるところ土をも掴め」とたしなめた。 というお話です。
また、「チハヤブル カミノミサカニヌサマツリ イワウイノチハ オモチチノタメ」 と
防人が読んだのもこの神坂峠です。

神坂峠は富士見台へのハイキングコースの一部としても親しまれていました。一方恵那
山の登山ルートとしての神坂峠は、どちらかというと恵那山からの縦走路、すなわち下
山路的な位置づけにあったようです。かなり乱暴な言い方をすれば、恵那山の表玄関は
黒井沢、神坂峠は少し地味で静かな裏口であったように思います。その理由は深田久弥
が同コースを世に紹介してしまった功績(功罪?)も考えられますが、それ以上にアプ
ローチの道路事情もあったのではないでしょうか。つまり数年前までは神坂峠へ至る林
道は黒井沢林道以上に荒れており、強清水より奥は四輪駆動車やラリー愛好家のみの領
域だったためでしょう。乗用車の場合は強清水付近に車を停めて歩き始める必要があり
、神坂峠までに片道1〜1.5時間ほど余分にかかるためアプローチとしては不利だったの
だと思います。しかし、園原から神坂峠を経て中津川へ至る林道がほぼ完全に舗装され
て高級乗用車(?)でも楽に神坂峠まで走れるようになったことで、恵那山で最も安定
したアプローチを持つルートとして知られるようになりました。(注、阿智村側の林道
はやや険しく、しばしば通行止めになります) 加えて、岐阜県側の麓に中津川市営の
温泉「湯船沢」が開業したこと、山岳雑誌(ヤマケイ94年10月号付録、ヤマケイ98年5
月号付録、ヤマケイ99年4月号本文など)に本コースが紹介されたこと、「園原インター

」が開業して長野県阿智村側からのアプローチも近くなったこと、さらにヘ「ブンス園
原」という通年型リゾートが開発されたことなどから、春から秋にかけてのシーズン中
はたいそう賑わいを見せています。

このコースの長所は登山道が尾根通しのため、天気さえ良ければ登りはじめから御岳、
南北中央アルプス、富士山などの景色が楽しめることでしょう。また他のルートに比べ
て花が多く見られることも魅力の一つです。逆に欠点としては、水場と避難小屋が頂上
まで無いこと、アップダウンが激しいので結構体力がいること、などがあげられますの
で足のそろったパーティ向きです。初心者が多いグループや低学年の子供がいる場合は
十分研究の上で入山して下さい。尚、神坂峠ルート上でこれまで危険箇所であった「天
狗ナギ」には、中津川の方々の努力により安全な迂回路が設けられました。現在は比較
的安全に歩くことができますが、一部ナギの淵を歩く箇所も残っていますので、バラン
スを崩しやすい小さい子供や疲労が激しい方がパーティに居る場合は十分に注意して通
過する必要が有ります。
登山届は「強清水休憩所」、「大檜駐車場」または「萬岳荘」で提出します。
永井豪著の恵那山と生きる(1991年 岐阜新聞社発行)によれば、神坂峠ルートの登山
道を開いたのは神坂峠で富士見台登山客相手の茶屋を営んでいた園原の熊谷吉次朗とい
う人。昭和22・23年頃のことだったということです。

現在峠付近からこのルートへ入る登山口は全部で4箇所ほど有るようです。

大檜駐車場の少し上部にあたる追分から
神坂峠から
神坂峠から林道を少し長野県側へ進み、林道と登山道が最も接近している笹の切り開き
箇所から
更にその奥の第一ピークと1688.8m三角点との鞍部へ至る切り開きから
追分から登ると鳥越峠へ最も短時間に出られます。しかし標高が約1700mある第一ピー
ク(枯れ木のピーク)を経由しないため、そこからの雄大な景色を見ることが出来ませ
ん。それ故やや物足りない、何か少し近道をして手を抜いたような印象の残るコースで
すが、駐車場が広いので、例えば少し出遅れたという時など利用価値は大きいでしょう

他の3つのコースはいずれも第一ピークを践むので、雄大な景色を望むことが可能な充
実のコースとなります。もっとも、この雄大な景色も天気次第で、運悪くガスった日に
当たった方にとっては、帰路の鳥越峠から標高差150mの登り返しは「拷問」に感じら
れるかもしれません。これら2〜4番の3つの登山口は駐車場が少ないため、ハイシーズ
ンは早めに登山口へ到着する必要が有ります。

2.神坂峠ルートへのアプローチ

アプローチ地図  http://www.mapion.co.jp/cgi/m?no=3091797500193250009
中央自動車道の園原インターからのアプローチ
http://www.mapion.co.jp/cgi/m?no=3091790000194000053
国道19号から神坂峠へのアプローチ#1
http://www.mapion.co.jp/cgi/m?no=3091790000194000005
国道19号から神坂峠へのアプローチ#2 
コンビニや商店  国道19号線沿いに多数有るが、落合沖田で曲がると無い。
阿智村園原インター付近も無い。
登山計画書提出ポスト 強清水(こわしみず)
大檜駐車場入口、神坂峠(?)
萬岳荘
登山口の分り易さ 現在神坂峠ルートの登山口は次の4箇所が利用できる。

大檜駐車場の少し上部にあたる追分から
神坂峠から
神坂峠から林道を少し長野県側へ進み、林道と登山道が最も接近している笹の切り開き
箇所から
更にその奥の第一ピークと1688.8m三角点との鞍部へ至る切り開きから
追分は少し地味で、うっかりすると見落とす。
神坂峠は登山道入口の看板が有るので大丈夫。
あとの2箇所も注意して探せばすぐ分かるだろう。
水場の有無 登山口、登山道上には一切無い。
強清水の湧き水は生では飲めないらしい。
トイレの有無 岐阜県側林道沿いに数カ所ある。
欅平キャンプ場入口、強清水、神坂峠(シーズン中のみ)、萬岳荘
駐車場の有無 大檜駐車場は数十台可。(マイクロバスも可能)
神坂峠は乗用車なら十数台可能。
ハイシーズンは、到着が遅いと無いことも有り得る。
林道の情報  岐阜県側:中津川市役所
長野県側:阿智村役場

3.神坂峠ルートの注意点
アップダウンが有り、結構疲れる。夏は多めに水を用意しよう。(2リットルくらい持
っていると安心)
途中の大判山で時刻が11時を廻っていたら日帰りでの登頂は無理、潔く引返すこと。

鳥越峠から南側へ案内板の無い道(切り開き)が一本有りますが、これはヘブンス山頂
駅方面へ向かう営林署の作業道です。途中危険個所はなくペナント(赤布)もたくさん
つけられていますが、等高線伝いに水平に進みますのでかなり遠回りになります。刈っ
たばかりの笹が良く滑るために歩きにくく、私が歩いたときはたっぷり1時間かかりま
した。一部に分岐したところも有ります。


◎広河原ルート
1.広河原ルートは2001年10月開通の新しいルート
恵那山の稜線の東側の端から阿智村側へ伸びる顕著な尾根があります。そしてその尾根
上には営林署の作業道が存在することが古くから知られていました。神坂峠ルートや黒
井沢ルートの上部から注意して見ると、笹の尾根上に一条のラインがはっきりと確認で
きるのです。非常にすっきりとした尾根ですが、これまではその作業道の入口が不明瞭
であることや、作業道が頂上まで達してないことから、恵那山登山道としてトレースさ
れることは無かったようです。
しかし2001年10月この作業道は「広河原ルート」と言う名前の登山道として正式に公開
されました。下記の地図をみると判るように、ルートの全長は恵那山の登山ルートのな
かで最も短く、アップダウンもほとんど無い大変に歩きやすいルートになっています。
本谷川を仮橋で渡り登山道へ入れば、標高1500m付近に至るまでの標高差300mの急登
はやや辛いですが、その後は徐々に傾斜がゆるみます。標高1700m付近からは歩きやす
い尾根道になり、頂上方面はもちろん、御嶽や南北中央アルプスの展望も得られます。
運が良ければ、南アルプス越しの富士山にも出会えるかもしれません。岐阜県との県境
に達した後は、深田久弥が昭和35年4月日本百名山の取材で訪れた際に歩いた「初期の
黒井沢ルート」を辿り山頂に至ります。25年以上も歩く人がおらず深い藪の廃道になっ
ていたこの県境部分に今回登山道が蘇ったのは楽しいことだと思います。

2.広河原ルートへのアプローチ
まずこのルートでの恵那山登山を計画する前に、広河原登山口への林道が通行できるか
否かを確認する必要があります。2000年9月豪雨の被害の復旧や防災工事が頻繁に行わ
れているからです。無理をして工事中の林道を走行するのはご自身が危険であると同時
に、前述の工事の妨げにもなり得ます。阿智村役場によれば「必ず規制に従って欲しい
」とのことです。

2003年6月末現在、園原から広河原へ通じる林道は途中のS字カーブ手前で通行止めにな
っています。これは落石などの危険があるための処置だそうです。登山者は林道脇にあ
る臨時駐車場に車を停めて、登山口まで約30分間徒歩で林道を歩く必要があります。尚
、言うまでもないことですが、林道の奥では補修工事が行われている為に工事車両が通
ります。間違っても通行止めのバリケード前に駐車してはいけません。

岐阜県との境である神坂峠から林道を徒歩で50分下ると広河原登山口へ行くことが可能
です。これを利用すると、例えば広河原ルートから登頂し、神坂峠ルートを経由して富
士見台へ縦走、その後林道を徒歩で駐車地点である広河原まで戻る・・・という新しい
周遊コースも可能になります。逆コースも可能ですが、林道歩きが登り道になるので若
干辛いかもしれません。
この方法は広河原への林道が車両通行止めの場合にも応用が利きます。但し、工事中の
林道歩きは自己責任です。

コンビニや商店  園原インターより奥には店は一切無い。 
登山計画書提出ポスト あり(必ず提出)
登山口の分り易さ 看板有り、確認は容易。
水場の有無 登山口の山側に湧き水が出ているが、あらかじめ用意した方が無難。登山
道上に水場は無い。
トイレの有無 登山口にトイレは無い。登山道上も山頂まで無し。
駐車場の有無 広河原登山口に数台駐車可能。
但し、途中で通行止めの場合は、指示に従うこと!
林道の情報  阿智村役場(電話代表 0265-43-2220)  

3.広河原ルートの注意点
その一、アプローチの林道が脆い。必ず事前に確認して下さい。
その二、本谷川の渡渉が必要で、増水時は渡れない、戻れないことも有り得ます。