7/25　砦岩で久しぶりにクラック

ルートもいっぱいあるので、どこをやるか迷ったが、まず優しいクラックから取り付こうということで、ヤマダさんが右端の「ライト・エンド・ライ ン」（5.8）に。ところが、途中からぜんぜん動きがなくなる。木が生い茂っていて何をやっているのかさっぱり見えないし。かなり経ってから「テンショ ン！」のコール。途中でプロテクションが取れずにランナウトするし、終了点も無く、スリングをかけて降りてきたという。

このルートは難しそうなので、少し左にある「銀河鉄道999」（5.9）をやってみる。一つ星が着いているのだが、岩茸と苔だらけ。あまり登られてないのだろうか。

久しぶりに本格的なクラックに取り付いたせいか、恐怖心の塊になってしまう。自分がセットした、このカムでフォールに耐えられるのか・・・　しかも足を左に出して、草の上に置いたらゴソっとはがれた。岩の上に土がちょっと乗っているだけだった。

さらにワンセットしかカムを持って行かなかったので、中間部でこれ以上登れないという状態になり、敗退。

2便目はヤマダさんのカムを一式借りて、安心のスタート。それでもフレークのところで足が苔岩しかなく、かと言ってフレークをレイバックで登るパワーはない。ここでテンション。その先はガバ地帯が連続していて登りやすい。

だが、終了点はリングボルトとハーケンにスリング1本という状態。せめてスリングは2本かけておいて欲しいものだ。

ヤマダさんはこのルートを一撃し、さらにワイドクラックの「シャイライツ」（5.9）も一撃。シャイライツの終了点はリングボルト1個とスリングだけという、銀河鉄道より怖い。

ヤマダさんがシャイライツを登っている最中、ゴロゴロと落雷の音が近づいてきた。天気予報でも3時から雨となっている。銀河鉄道はホールドもわかったので、3便目を出せば登れそうな気もしたけれど、途中でにわか雨に降られたら嫌だ。RPは諦めてさっさと撤収する。

大日駐車場に戻るとふーじん、みぽりんなど、知り合い多数と遭遇した。

支払いを済ませ、ゲートを出たところで雨が降り出す。それも視界が見えなくなるほどの強烈な雨。あのまま砦岩にいたら、途中で悲惨な目にあっていたのだろう。

川上村ヘルシーの湯に入り、清里駅近くでソバ。長坂から中央高速に乗ったものの、小仏トンネルから25km渋滞が減らないので、いつものように都留～35号線～甲州街道で帰宅。ヤマダさん、運転お疲れ様でした。

2日間で1本も完登できなかった、情けないクライミングだったけれど、いろいろ得るものも多かった。ここしばらく、猛暑の最中にはスラブや細かいカチは諦め、クラックを練習するのが良さそうだ。小さいサイズや大きいサイズのカムも買いそろえるかな。